Claudeに同じ説明を何度もしているなら、プロジェクトのファイルでその手間が減ります。
先に答えだけ書くと、プロジェクトに入れるファイルの数に、上限はありません。よく見かける「5つまで」は、別の話が混ざったものでした。
とはいえ、入れれば入れるほどいい、というものでもありませんでした。私は一度、これを使うのをやめています。上限に当たったからではありません。
この記事では、プロジェクトのファイルが何なのか、何を入れると効くのか、そしてよく見かける「5つまで」の正体を順に書きます。最後に、私がどこで間違えたのかも。
そもそもプロジェクトファイルって何?
Claudeには「プロジェクト」という、会話をまとめておく入れ物があります。仕事用、趣味用、といった具合に分けて使います。
そのプロジェクトには、資料を置いておく場所がついています。これがプロジェクトファイルです。
普通にチャットでファイルを渡す場合、その会話を閉じたら終わりです。新しい会話を始めれば、また一から渡し直し。プロジェクトファイルはそこが違って、そのプロジェクトの中で始めた会話なら、どれからでも見てもらえます。
一度置けば、次の会話でも、その次の会話でも使われる。そういう共通の資料置き場だと思ってください。
置いておくと、何が変わるのか
一番大きいのは、前提を毎回説明しなくてよくなることです。
例えば自分の仕事のやり方、使っている用語、気をつけてほしいこと。これらを毎回打ち直すのはしんどいし、打ち忘れると回答がずれます。置いておけば、その心配が減ります。
もう1つは、複数の会話で同じ材料を使えることです。同じ資料を見ながら、Aの会話では相談し、Bの会話では作ってもらう、という使い分けができます。会話が長くなりすぎたときに新しく始めても、土台が残るのも楽です。
私が実際に置いていて、置いてよかったと思うのも、ほとんどこの種類です。仕事の進め方、使わないようにしている言葉のリスト、記録を残すときの決まりごと。どれも一度書けば、しばらく直す必要がありません。
こういうものが置いてあると、「この言い方は使わないで」を毎回書かなくて済みます。地味ですが、この差は大きいと思います。
じゃあ、何を入れるといいのか
ここが一番大事だったと、あとから思いました。
結論から言うと、しばらく変わらないものです。
- 自分の方針や、判断の基準
- よく使う用語や、社内だけの言い回し
- 毎回同じ形で作るもののひな形
- 過去の経緯で、もう変わらないもの
逆に、毎日変わるものは向いていません。今日の予定、進行中の作業の状態、これから何度も書き換えるメモ。このあたりは別の場所に置いたほうが楽です。理由は後で書きます。
迷ったときは、こう考えると分かりやすいです。その資料、次に書き換えるのはいつか。 月に1回より少ないなら、置いておいて大丈夫。毎週書き換えているなら、たぶん別の場所のほうが向いています。

「5つまで」は、何の5つなのか
さて、ここからが本題です。
ファイルを入れようとして調べると、「5つまで」という記述にぶつかります。ところが別の記事を開くと、違うことが書いてある。
- ファイル数に制限はない
- 1回につき5つまで
- 決まった数はなく、容量で決まる
どれも自信を持って書かれていて、日付もそれほど古くありません。でも言っていることが違う。
調べた結果、どれも嘘ではありませんでした。ただし、それぞれ別の場所の話をしていました。
Claudeでファイルが関わる場所は、1つじゃないんです。
チャットに直接添付するとき。これは1回のメッセージで何個まで、という制限があります。
プロジェクトに置くとき。ここは「何ファイルまで」ではなく、全体の容量で決まります。同じ1ファイルでも、中身が薄ければ場所を取らないし、詰まっていれば一気に埋まる。
プランごとの制限。無料で使う場合は、作れるプロジェクトの数自体に上限があります。
つまり「5つ」と言われたとき、それが添付の話なのか、プロジェクトに置く話なのか、プロジェクトの数の話なのかで、答えが全部変わる。どれも近い数字が出てくるので、なおさら混ざります。
知りたかったのが2番目なら、答えはこうです。ファイル数の上限はありません。
でも、いいことばかりではない
上限がないと分かって、最初は「じゃあ入れ放題だ」と思いました。実際には、使いにくいところが2つあります。
1つ目は、更新の手間です。
プロジェクトのファイルは、Claudeが直接書き換えられません。中身を直したいときは、一度手元に書き出して、直して、保存し直して、また入れ直す。1回2〜3分です。短いですが、「ここが足りない」と気づいたその場で直せないので、直すたびに作業が一度止まります。
2つ目は、増やすほど読まれにくくなることです。
これは仕様として公開されています。Anthropicのヘルプによると、プロジェクトの資料が一定量を超えると、Claudeは自動的にモードを切り替えます。もっと多くの資料を扱えるようになる代わりに、全部を読むのではなく、必要なときに必要な部分だけを探しに行く形になる。
これは悪いことではなく、そうしないと入り切らないからの工夫です。ただ、使う側から見ると意味ははっきりしています。入れられることと、読まれることは別。資料を増やすほど、その1つひとつが読まれる確率は下がります。
私がやめた理由は、手間ではなかった
私は一時期、このファイルを使うのをやめました。更新が面倒だったからです。毎日書き出して、直して、保存し直す。続きませんでした。
でも、この記事を書くために調べ直して、違うと分かりました。
問題は手間じゃなくて、入れるものを間違えていたことでした。
私が入れていたのは、毎日更新するものでした。今日の作業の状態、進んだところ、これからやること。変わるものを変わらない場所に置いたので、当然、毎日書き換えることになった。
逆に、変わらないものだけ置いていれば、手間はほとんど発生しません。方針や用語は、月に1回直せば十分です。
同じことは、別の場所でも起きていました。私は記事のネタを自動で集める仕組みを使っていて、それをしばらく放っておきました。いざ使おうと開いたら、重すぎて開けないうえに、欲しい情報が入っていなかった。集め方が意図とズレたまま、毎日きちんと溜まっていたんです。
エラーは一度も出ていません。気づくまでに2週間から1ヶ月かかりました。どちらも、入れ物の選び方を間違えていただけでした。
そこまで書いて、自分のプロジェクトを実際に開いて数えてみました。結果は、思っていたのと逆でした。
入っていたのは50本ぐらい。そのうち、さっき書いた「変わらないもの」は8本しかありませんでした。残りは、一度限りの作業記録と、古い版です。
しかも、一番場所を取っていたのが古い版でした。大きいものから並べていくと、上位のほとんどが「もう使わないと決めた古い版」で、それだけで全体の4分の1を占めていました。新しい版を作ったときに、古いほうを消していなかったんです。
同じものの新しい版と古い版が、並んで入っている。これが一番悪いと思います。場所を取るだけでなく、どちらを見ればいいのかが分からない。自分ですら迷ったことがあります。
以前、AIの「今」は、すぐ「昔」になるという記事で、自分の書いたものが古くなっていた話を書きました。あのときと構造は同じです。新しいものを作ったときに、古いほうを残している。
今はこう使っている
今の私の使い分けは、この3つです。
変わらないものだけをプロジェクトに置く。 方針、用語、判断の基準。毎日変わるものは、書き換えやすい別の場所に置く。
増やすなら、同じ数だけ減らす。 以前、同じような一覧を3ヶ所に持っていて、どれも古くなったことがあります。更新する場所が多すぎると、追いつきません。Anthropicの公式ガイドにも、使っていないファイルは定期的に片付けるようにと書いてあります。
作ったときに、「いつ開くか」まで書く。 自分用のメモを作ったのに、数日まったく開かなかったことがありました。中身は悪くなかったんです。どういうときに開くものなのかが、どこにも書いていなかった。そこに1行足したら、使うようになりました。
正直に書くと、片付けはまだ終わっていません。必要なファイルは今も増えていて、整理しないとなぁと思っているところです。
ただ、見るところは変わりました。上限に当たっていないから大丈夫、ではない。上限のずっと手前で、読まれないものが静かに増えていく。
もし今、「入れたのに見てくれない」と感じているなら、入っているものを一度見てみてください。その中に、最近書き換えたものはありますか。 あるなら、それはたぶん別の場所に置いたほうが楽です。
この記事の書き方について
この記事はAIと一緒に書いています。試したこと・詰まったこと・確かめたことは、すべて私自身の体験です。それを読みやすい形にする作業をAIに手伝ってもらい、公開前に自分で事実を確認しています。


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